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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

酔っぱらって誰かに電話するのはあたしの悪い癖なのだが、実際に発信ボタンを押すときは、大抵一緒にいる奴にけしかけられるのである。着信だけ残して後で謝ることも多いのだが、その日は電話相手も暇だったのかどうなのか、えらく長話をした。まあ、知り合って今まで一度も電話をしたことがなかったから、多少は驚いたのだろう。もしかして何かあった?と心配された。明日は雨が降るらしい。
隣で横たわる頬を撫でつつ、まずは近況報告をした。伝聞や目に見える数字から、互いがどうせ元気だということは知れていたけど、声色からそれがしっかり把握できたので少し安心した。毎日顔を合わせていたときは、あんなに嫌いだったのに、いざ電話となると懐かしさが込み上げてくる。そんなものか。
受話音量を上げていたので、会話の内容はほぼ筒抜けだった。あんたにけしかけられたお陰で、あいつと話ができてよかったよ、と言うと、彼は薄く笑った。