sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

自他共に認めるメンヘラクソビッチのあたしだが、気の合う女性といえばやはり似たような種族になるわけで、メンヘラじゃないけどクソビッチの女の子と飲みに行った。あたしの話をうるさいとか興味ないとか言ってバッサリ切ってくれる素敵な子。こういう素直さに救われる人間は(少数派かもしれないが)確かにいる。
一軒目は普通にご飯を食べて、二軒目は近づくのもはばかられる小汚ない商業ビルのバーへ。チャージなし、ビール一杯600円という「こんなので経営大丈夫?消費税とかちゃんと納めてる?」と言いたくなるような所。ほぼ無理やり連れていったようなもので、社交辞令でも楽しかったと言ってもらえて心底良かった。姉さん、本当は怖かったんだぜ。
彼女はあたしよりいくらか若いが、既に性の悟りに到達してしまった女性で、セックスは義務感だけでやっていると言い放った。オナニーすら面倒臭いらしい。えっ、去年まで不倫してたあの子のことはもういいの、と問うと、別にやってもやらなくてもどちらでもいいという返答。あたしは彼との情事は中々に良かったので勿体無いなぁと思いつつ、そのことは一応伏せる。そう、彼女とは穴兄弟、じゃないか、棒姉妹である。
トキメキがない、と彼女は言った。そのトキメキとやらが具体的に何を指すのか追及しなかったけれど、あの性格上、今日は会社休みます、とか、そういった類いのファンタジー系恋愛ではないと思われる。
かつて彼女の不倫相手は言っていた。「あいつは性欲に溺れているだけだよ」と。その性欲が失われた今、彼女に何が残っているのだりう。まあ、全うな社会生活を送るためのあらゆるものが残留しているのだろうけど、まだまだ不埒なものがくすぶっているのだろう。ええやん、もっとはっちゃければ。そう言いたくなるけれど、平和な日常生活というのもある意味貴重だから、そのままつまらない人生を送るのも幸せかもしれない。
まだあいつに執着してるの?と彼女はあたしに問うた。件の不倫相手とはまた別の男である。勿論だよー!と笑顔で答えるあたし。あんな子供っぽくてしょうもなくてどうしようもない男、相手するだけ時間の無駄だというお言葉を頂いたが、やめられないものは仕方がない。それに、貴女も律儀に返事を返す辺り、いくらかでもあいつにハマっているじゃないか、ということは腹の中だけで納めておく。いいだろう、あいつはメンヘラだ。不特定多数の女性と付き合ってもまだ自分の価値も居場所も見いだせず、利用したりされたりの関係しか築けない可哀想な男だ。でもそんなのが可愛いんじゃないか……とは言わなかった。またうるさいって言われるから。
そういえば、なぜ彼女の(元?)不倫相手は、彼女をターゲティングしたのだろう、と考える。彼女は小柄で細身だが太もも辺りの肉付きがよく、裸は見たことがないがおそらくかなりの「いい身体」である。ただ、それだけで一年近く続いたとは考えにくいし、結局のところ、男側の「庇護したい欲求」がそうさせたのかもしれない。
彼女は勝ち気でサバサバしているが、気を許した相手にはとことん弱味を見せるタイプで、きっとそういう所が男性の琴線に触れたのだろう。不倫相手というのが、まああたしと似たようなタイプで、どうしようもないクズを世話することに至上の喜びを覚えるクズだ。そう、クズ同士相性がいいのである。
どうせまた、彼女は彼と近いうちに関係を持つのだろう。その話をあたしは双方から聞いて、涼しい顔で楽しむのだろう。それでいいさ、あたしにとっても快楽だから。クズのコミュニティはこれからも続く。