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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

折角遠出したのだから、途中で降りてどこかに立ち寄ろうか、と少し思うのだけど、結局せわしなくて落ち着かなくて、いつもの街まで帰ってしまう。元々インドアなのだ、そんなものである。
新快速に乗り、いつものようにドア付近にもたれようとしたら、泥酔した女性が座り込んでいて邪魔だった。まだそんな時間じゃない、なんて思うのはあたしの勝手で、貴重なスペースを確保するのも確かに彼女の勝手だけれど、苛々するものは仕方がない。だから同情もしない。
給湯室でキョーコの愚痴を聞いた。最近彼が冷たいのだという。だいたい、二人は付き合ってるんだか何なんだか、どういう関係なんだか、一言で表せばW不倫なんだけれど、ともかくそういう内容を知っているのはあたしだけで、それで愚痴が始まったのである。
「普通に会話がしたい」
とキョーコは言い、あたしはそれに、無理やり話しかける必要もないだろう、と投げやりな返答をした。それで君は、あたしにどうしてほしい、仲を取り持ってほしいのか、と聞くと、そうではないようだった。あたしは二人の仲が公にならないこと、それだけを願っているから、無闇に動かないことにした。それで充分だろうよ。