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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

インフルエンザにはかかったことがない。その他盲腸であるとか、食中毒であるとか、誰もがかかってもおかしくない類いのものと、あたしは無縁でいた。
だから、マリッジブルーにもならないだろうと、タカをくくっていた。
あたしは結婚に対する夢や希望よりも、諸々の手続きや金のことを当初から考えていて、結婚なんて幸せなものではなく面倒なものだと、初めからわかっていた気でいたのである。
……甘かった。
不動産契約や、役所への届出は、知識があるので軽くこなすことができた。それらが難しくて頭を悩ませているわけではない。これは単に、心情の問題。住居を移すことや、名前が変わったことが、嫌で嫌で仕方ない。特に抵抗があるのが後者で、あたしは職場だけでも旧姓使用をすることにした。不便だとかどうとか言う前に、なんとなく「嫌」だったのだ。
そうなった一因は、名字をもじったあだ名で呼ばれているせいだろう。山崎さんならザッキーというように。同僚たちに結婚したと言うと、じゃあもう○○ちゃんじゃなくなったね、なんて言われて、いやもう旧姓のままでいいから、と毎回土下座して頼み込んでいる。名前が変わることは、まさにアイデンティティの崩壊。たかだか入籍したくらいで、なぜこんなにも変化を求められるのだろうか。
とはいえ、夫婦別姓が許可された際の事務の煩雑さとか、内縁関係に留まったときの大いなる不利益とか、そういったものは仕事の関係上、よく理解している。
慣れるしかないのだ。
どうせ時が解決するだろう、とベッドに転がり、名前が変わる前と同じように、こうしてブログを書いている。