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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

転職組のあたしには、年下の先輩がたくさんいるのだが、宇佐見さんもその内の一人だ。三歳年下の一年先輩。雑用のほとんどは彼に教えてもらった。非常に面倒見がいい人なので、心底頼りにしている。あたしに対して、思ったことをズケズケ言ってくる、 真っ直ぐなところも大好きだ。
元々彼とヨリを戻した、と話したときも、ありふれていて面白くないパターンやな、とげんなりした声で言われた。先輩らしく上から目線で、何か問題があって一度別れているのだから、上手くいくはずがない、とも。あー、その発想はなかったわ、とあたしは心の中で呟いた。
しかしながら、宇佐見さんもまだまだ若い男の子だと考えているので、それなりに場数を踏んだクソビッチであるあたしは、彼の言葉にいちいち揺るがされることはない。むしろ、年上女性の思考パターンを紹介し、しょうもない女に引っ掛からないようサポートしている(つもり)。その甲斐あってか、独身女性に対する警戒心がしっかり身に付いてきたように思う。いい傾向だ。
宇佐見さんにボロクソなじられた日の夜、ナオトにそのことを話すと、その発想はなかったわ、と同じ感想を漏らしていた。あたしたちの場合、一度別れたからこそ結婚する話に至ったわけで、その辺の事情は説明すると長くなる。当人同士は、なんとなく、なんとかなるだろう、という気でいて、そこまで深刻なことは考えていないのであった。