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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

このところ、酒とタバコにまみれた生活を送っていたので、今日のデートは新鮮だった。お相手は同級生のリョーマくん。女性客が8割の自然派小料理屋で玄米ご飯を食べ、完全禁煙のカフェでエスプレッソを飲んだ。彼の手の甲の体毛は、セクシャルで素敵だなーと思うけれど、恋愛感情は全く無い。大概の若い男とホイホイ寝れるあたしだが、好きすぎるとかえって性欲は湧かないものである。
仕事と趣味と食べ物の話をして、ついでに一人暮らしについて教えてもらった。リョーマくんは大学のときから7年間一人暮らしだ。独り身の男性は、たいがい家事の面倒さや寂しさについて語ってくるが、彼は一切そんなことを言わなかった。したいんやったら早くすればいいのに、めっちゃ楽しいぞーということだった。
嫁は欲しくないの、とあたしは尋ねた。リョーマくんは三ヶ月ほど前に彼女と別れている。どっちでもいい、という返答だった。居たら居たで幸せなのだろうけど、と。彼はやたら多趣味で、そのどれもがマニアックなものである。それについていける女性はなかなかおらず、前の彼女も相当変わり者だったらしい。新婚旅行をするならマチュピチュがいいと言っていたが、それに同意してくれる女の子は確かに少ないと思う。あたしも嫌だし。
健全解散をして、帰りの電車の中で、リョーマくんとのデートはなぜ楽しかったのか考えていた。ノンアルコールの付き合いが本当に久しぶりだったから、という結論に達した。このところ、やさぐれすぎて麻痺していたのだが、あたしは平均的な女性より酒量が多い。飲める人とばかりつるんでいたから、その自覚が薄れていたのだ。真剣な話をしているつもりでも、常に酔いが回っていたし、落ち着いた気分ではなかった。フラフラ柱にぶつかっているサラリーマンを見て、今日ばかりは他人事だと思った。そんなになるまで飲まなきゃいいのに、なんて。
酒に飲まれて鈍くなって、場に流されて暴発する。一人で夜遊びを覚えてしまってから、そんな日がずいぶんと増えた。しかし、あたしは元来、そういうことには向いていないのだろう。惚れた男がメチャクチャな奴だから、彼に合わせてしまっているのだろう。つまらない平凡な日々を、あたしはどこかで望んでいる。旦那が連絡もなしに飲みに行って作った夕飯が無駄になったと文句を言い、子供が勉強もせずに生意気なことばかり言ってくるのに腹を立てたい。