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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

休み明けの水曜日。同じ班のオッサンと、眠い怠いと言いながら最低限の仕事をこなした。彼はスピードよりも確実さを重視する方で、その教えはせっかちなあたしによく染みる。対極にある人と作業をするのは、本当に勉強になる。焦ってはいけない。それは、私生活にしたってそうだ。
さっさと退勤して、マロンさんとご飯に行った。出会って数ヶ月しか経っていないのだが、だからこそ話せることもある。最近ようやっと飲めるようになった焼酎を片手に、昔馴染みほど話せないような、自分の趣味について語った。酒の勢いもあるだろうが、そういうことを暴露できたことにあたしは喜びを感じた。星座を聞くと、あたしと相性のいいものだったので、余計に嬉しかった。人の出会いなんて、そんなものだ。
それでもいくつかの嘘を、あたしはマロンさんに吐いている。嫌われたくない、好かれたいと思う幼稚な感情の裏返しなのだろう。愛する人がいることを、あたしは彼に話していない。まだ、その時期ではないと思うから。
一人でいるのは、案外忙しい。いくらでもやりたいことがある。受動的に、能動的に。こういう日々こそが、幸せそのものなのだろう。人に恵まれるのは、あたしの生まれ持ったチート要素。還元していこう、受けた恩は返さなくてはならない。次の世代に。年下の子達に。そういう生き方を、あたしは選ぶ。
心地いい酔い加減だ。多少饒舌になり、気だるくなった程度。一人になって、電車に揺られながら、想い人のことを考える。上司にはおそらくいびられているし、お金に余裕もないし、今ごろ疲れ果てて眠っているのだろう。次に会う約束なんて、もちろん交わしていない。それでも、彼が生きてさえいれば。不幸を感じていなければ。何の見返りがなくとも、あたしは生きていける。ただ、少し、寂しいだけで。