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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

あと30年くらい、日の昇る前から家を出る生活が続くのだと思うと、少々うんざりするけれど、やめたいとまでは思わない。身分も収入も安定することで、ここまで精神の平穏が保たれるのだから。大学時代の相方と、小洒落た店で二本もワインを空けて、正社員は良いものだと笑い合った。それが昨年の年末。
例によって、泥酔したあたしを迎えにきた彼は、前回は自分がそうだったからか、酔っぱらいの絡みに寛容だった。あたしは彼に、なんで来たん、と言い放ったが、翌朝やりとりを見返すと、あたしから出動要請をかけていたらしい。やべえ、全く覚えてないわ。いつものように、チェックアウトギリギリまで惰眠を貪り、その日はあたしの方が改札まで送った。その数時間後、別の男と落ち合って、寝不足のせいで八つ当たり、酷い仕打ちである。
年が明けて挨拶回りが始まって、その三日目は恩師だった。最後に話したのは、泣きながら両親のことを相談したときだったから、元気な姿を見せることができて良かった。まあ、その問題自体は解決していないけれど。
宴会が終わって、解散してみると、リキさんと二人になっていた。彼は今年こそ、結婚に繋がる付き合いをしたいと言っていて、一年前の電車の中でも同じことを聞いたっけ、と思った。もう帰るん、と肩を抱かれ、帰る、と返しながら、その手を払いはしなかった。振りほどくのも面倒な境地とはこのことか、とぼんやり考えただけだった。彼がそのまま引き下がったのは、あたしの相手を知っているからで、そのことについて再度茶化されたけれど、一応否定はしておいた。この期に及んで、というような顔をされたが、口先だけでも認めないことに多少の意味はある。
長い休みの後だから、もっと嫌気がさすと予想していたのに、案外気楽に出勤している。挨拶回りが終わってからは、寝てばかりいたお陰だろう。7時3分に普通電車が出て、その直後にラインがきて、行きたくないと愚痴をこぼす、昨年と何ら変わらぬやり取り。しばらくはこれで、幸せだ。