読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 月曜日。週の始まりから飲み会。二人で。あたしはビールを二杯、ハイボールを一杯飲んだ。ほろ酔い。彼は食が細いので、頼んだ料理の六割をあたしが食べた。また太るじゃないか、とあたしは文句を言った。細かい紙幣が無く、払ったのは三割だった。
 JRで人身事故があったせいで、会っていたのは二時間だけだった。特段深い話なんてしない。他の同期と同じ会話。あっさり飲んで、あっさり別れるだけ。この先もこうすることができればいいのに。
 あたしはわざと、二人で会っていることを他に漏らすようなことをした。誰かにバレればいい。そして咎められればいい。自分自身でセーブができないからといって、それは卑怯なのかもしれない。罰を下す第三者を募集するなんて、何て幼稚なんだろう。
 七月になっても、あたしは長袖のシャツを着ていた。服装を考えるのが面倒だし、日除け対策にもなる。転職する前は、スーツで通勤なんてやっていられるのだろうか、なんて思っていたけれど、慣れるとどうということはなかった。つまらない大人への階段を、あたしは着実に登っている。
 19歳の頃の自分を思い返すことがよくある。まだビールが飲めなくて、タバコだけは一丁前に吸っていて、今よりも遥かに恐いもの知らずだったあの頃。20歳になる前に死んでやる気でいたのに、もう7年もオーバーしている。あの頃死んでいたら会えなかった人の数が、19歳になるまでに出会った人の数よりも多くなってきたように思う。死ななくて良かった。
 家に帰る直前、一人で眠るのが寂しいとメールがきた。誰かと寝たらええやん、とあたしは冷たく返事した。本当はあったかくしたいさ。