sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 帰省のため、東京から新幹線に乗っている。キャリーバッグの中にはひよこ饅頭、テーブルの上には発泡酒とサラミ。夕飯は立ち食いの鮨屋で済ませていた。もちろんその時ビールを飲んだ。
 実家を一ヶ月も離れたのは初めてだった。あたしは現在25歳で、この歳にしたら珍しい方だと言えよう、実家にべったりだという人間は。あたしは何故か、しっかりしているように見えるらしく、一人暮らしをしたことがないと同期に言うと驚かれた。すっかり姉御のイメージがついてしまったようだ。
 関東の知り合いが少しだけできた。あたしは関西弁がキツいらしく、同郷の人間にもそれを指摘された程なのだが、神奈川の同期はそれを好きだと言ってくれた。お世辞でも嬉しいと言うと、お世辞じゃないよ、関西弁っていいじゃんと真顔で言われた。関東の人は何を考えているのかよくわからない。
 サクには明後日会う。いつものホテルを予約してくれている。新幹線に乗ったとメールすると、「サキちゃんが近づいてくる!」と嬉しそうな返事が来た。あたしも嬉しい。
 サクは今年、29歳になった。電話でどんな一年にしたいか聞いた。彼はいつも通り、新製品のプレゼンのようなことを言ってくれた(まるでパワーポイントを用意していたかのようだ)。そして、来年30歳になったときには、人生設計を形作りたいのだと言った。昨日の飲み会で、それを同期(サクと同じく、来年30歳)に話すと、来年プロポーズされるという意味じゃないかと言われた。あたしも薄々そう感じている。
 結婚。それが今、そう遠くない話になろうとしている。恐らくあたしは、サクと結婚するのだろう。家計はどうするやら、子供はどうするやら(恵まれなかったときのことも想定済み)、そんなことを話すときもある。
 車窓に映る自分の顔を見る。化粧はしていない。25歳にしては幼い顔だと思う。発泡酒とサラミは平らげてしまった。目的地まで、あと二時間半。