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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 やはりというか何と言うか、既婚者もしくは結婚秒読みの方々と気が合うようで、そんな四人組で延々と話し込んでいた。アルコールも手伝ってか、あたしは恋人の好きなところを論理的に述べた。よく分析していると言われた。
 恋人は正社員登用ありの契約社員として働き始めた。その処遇は決して良いとは言えないが、楽しんでいるようで何よりである。正社員になれなかったとしても、それなりのスキルを得ることができる職種だ。
 そしてあたしは、転勤のある会社の正社員となった。不安はある。昨夜もそれを口にした。転勤して各地で経験を得て、仕事を楽しみたいのだが、君と一緒に居られないのが悪い気がすると。恋人は、あたしがしたいことを応援すると言ってくれた。例え別居するとしても、それぞれにやりたいことができるなら幸せだと。
 彼らと話していたときは、そこまでののろけ話はしなかったのだが――あたしが恋人にベタ惚れだということは伝わってしまったようだった。
 結婚して一年半のチホちゃんは、早く子供が欲しいと言い、ツトムさんの息子の動画を見て羨ましがっていた。マサキさんの彼女がもうすぐ誕生日らしく、早くプロポーズしてしまえよと三人で煽った。
 皆、伴侶がいる。毎晩出会いを求めて繰り出していく、他の同期たちとは違う。だから落ち着く。
 心理面だけでなく、金銭面も違う。初任給が入ったというのに、早速返済に追われている男の子にはびっくりした。今夜のメンバーは、そんなことはない。ささやかな贅沢である発泡酒を一缶。チホちゃんやツトムさんは、教育資金を貯めているだろうし、マサキさんは婚約指輪のために節約している。あたしはあたしで、親に仕送りをしつつ、恋人と過ごす日々のことを思っている。