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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 あたしがセブンスターを選ぶのは、いつかの夜を忘れないためで、それは甘美とはとても言えない時間だった。
 同期の中で、喫煙する女性はあたしだけ。
 あの時あたしは22歳で、充分大人と言える歳だった。それでもふりかえると餓鬼だったなあと思ってしまうのはこわいところ。
 今、あたしは同期から姉さんと呼ばれている。
 ゴーフルの缶。村上春樹が翻訳した海外小説。血の付いたシーツ。二度とあの頃には戻りたくないし、戻れないと解っている。
 ビル風が強くて、あたしはまた別な夜のことを思い出す。ここから飛び降りてしまえればどんなに良いだろう?
 そうしないのは、今確実に愛され、愛している存在がいるからだ。