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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 父母の保険証が届いた。しかし、父の名前の漢字が間違っていた。確かにあの文字は間違えられやすい。父自身も何度か不平を言っていた。しかし、あたしは住民票を提出したのだ。間違えられては困る。
 電話しないと。
 父は定年を前に退職し、母は専業主婦。六十歳にはなっていないので、所得税の扶養控除の対象にはならないのだが、保険証を作ることはできた。二人とも無収入だもの。貯金を切り崩して何とかやっているけれど、国保なんて払ってられないもの。もちろん同期たちには、父母に仕送りをしているだなんて言っていない。皆、初任給をどう使おうか目を輝かせている。大学卒でいいとこのお坊ちゃん・お嬢さんのご両親は、たいてい窮していない。だから自分の事情は言いたくない。
 伯父が亡くなったことで――祖父母からの援助は我が家に集中することになった。それがなければ、もう少し早く我が家は破綻していたはずだ。働いてよ。働いてくれよ、父よ。そう思うことはたまにある。けれども、あたしの高い高いプライドは、父母を扶養することで保たれている。あたしの収入で、母の趣味が保てるのならそれで良いと思う。あたしはそれで満足感を得ている。