sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 あたしが小説を書いていることを知っている、実際の知り合いは、サクしかいない。今までの恋人には、それを匂わすような行動さえしなかった。ところが、彼と二人でエクセルシオールのソファに座っていたとき、行き詰まっていたプロットの続きが急に閃いて、うんうん頭を抱えてしまったのである。あたしの行動がたまにおかしくなっても、彼は慣れた風で見守ってくれるので、別に本当のことを言わなくてもよかったのだけど。すっかり冷めてしまったカフェラテのカップをさすりながら、次の展開を、構築できたんだよ……というような感じで打ち明けた。今ネットで連載しているやつが書き上がったらURLを教える、とは言ったけれど、実のところあまり教える気がない。どんなに駄作だろうと、サクはあたしの恋人だから、褒めるに決まっているのである。そんなのは気恥ずかしくて嫌だ。だから多分教えない。