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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 新年会一発目。メンバーは大学の同級生で、皆大企業に勤めている正社員である。まずはあたしの就職が決まったことを祝ってもらい、チェーン店の不味い料理を口に放り込んだ。大所帯だったせいもあり、そんなに真面目な話はしなかった。文字通りのバカ騒ぎである。二件目に行った女があたし一人だけだったので、酔いまくっている男性陣からやたら容姿を褒められた。すっぴんだったというのに愚かな奴らである。女の形をしていれば、もはや何でもいいようで、やたら三件目に誘われたが振り切った。あたしはもう25歳なのだ。男性と違って、老けるのが早いのだよ。女の子を一人帰すわけにはいかない、という名目で、ずっと静かにセブンスターを吸っていた一人が駅まで付き添ってくれた。彼はかつて、あたしが童貞を奪った相手である。混み合う梅田の街中で、あたしは結婚について聞かれた。相手は非正規だから、正規の職に就くまで親が許してくれないのだと答えた。正社員の彼が、あたしの言葉をどう思ったかは知らない。彼にはまるで関係のない悩みなのだから。
 四月からあたしも、彼らと同じステップに立つ。三年遅れで。遅れた分、失ったものは大きいが、非正規社員の意地はたまに思い出そうと思う。