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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 いつの夜だったか、彼があたしの切り傷に気づいて、それを撫でたことがあった。あたしは何も言わなかったけれど、自分でやったものだというくらい解ったのだろう。普段から、互いの内面に踏み込むことは聞かないようにしていたし、その時も何となく笑い合って終わった。

 それから少しして、火傷の痕、と彼が肌を見せてきた。そこは丁度、あたしの傷と同じ場所だった。それは余り目立つものではなく、言われても暗がりじゃよくわからなかった。彼が眠っているとき、もう一度見てみると、確かに少々引きつって変色していた。彼は、お揃いだとでも言いたかったのだろうか?真意を聞いても仕方がないので、とりあえず同じようにそこを撫でた。