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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 生きているときは頼りにしたことなんてなかったくせに、今伯父が生きてくれていたら、と思うことがたまにある。甘やかされただけの姪っ子なんてそんなものだろう。ごめんね、伯父さん。

 子供の無かった伯父夫婦は、あたしをよくゲームセンターに連れて行った。その頻度はやけに高かったけれど、その理由に気づいたのは伯父の癌が発覚してからだった。あたしは年齢の割にませた子供で、そういった遊びも早いうちに飽きてしまったように思う。伯父との記憶はそこからしばらく途切れて、最後の記憶はモルヒネを打たれベッドに縛り付けられている姿だった。

 大人になってから、一つだけ覚えているのが、あたしが心療内科に通いだした時だ。伯父も精神を病みおかしくなった時期があるので、大変やったな、と声をかけてくれたのだ。あたしは今でも、通院歴があることを恥じているし、それを知っている人にはお願いだから黙っていてと懇願している。けれどその時の伯父は、屈辱でも何でもないのだと言い切ってくれた。

 伯父なら聞いてくれるだろうか、導いてくれるだろうか。そう思うことがあるのだけれど、何もかもが遅すぎて、都合も良すぎる。