sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 祖父母に仕事が決まったと報告すると、たいそう喜んでくれた。きっと今ごろ、接骨院の先生や、ヤクルトのお姉さんに言いふらしているのだろう。あたしの内定先は有名企業だから。その内情は、別として。
 肩書きだけが立派になっていく。だいたい、大学卒というだけで、一定の年齢層にはウケがいい。世間の評価に対して、中身が伴わないので、焦る。本当の意味で、立派な人間にならなければいけないと思う。
 それでも、肩書きがあるだけ、あたしは恵まれている。昔の知り合いに出くわしたとき、スマートな説明ができる。サクはそうもいかない。非正規の職を転々としているので、一言で説明ができない。彼はそれを恥だと思っている。あたしにとっては最高のパートナーでも、所詮は高卒の高齢フリーターなのである。肩書きがあるあたしには、彼の辛さを想像することしかできない。だから、髪結いの亭主でもええやん、と言ってしまったけれど、それは人間侮蔑だ。酷い言葉だ。彼は優しいから、あたしがそう言うのを許すけれど、これが二人の溝なのだと思う。