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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 ツイッターは一年半で辞めてしまった。一日十件くらいは毎日ツイートしていたのに、飽きてしまえばあっけないものである。フェイスブックは実名が嫌だから登録していない。スマートフォンを持っていないので、LINEもよくわからない。二十代の若者なのに、こうも2010年代のソーシャルメディアに疎いのは、同年代の人間とあまり会話をしなくなったからだろうか。
 あたしの職場の平均年齢は45歳くらいで、接客相手も高齢者が多い。職場での会話は、どこどこの店のパンが美味しいだとか、昔有名だった歌手が死んだとか、そういう話ばかりである。古い映画や音楽の知識があるあたしは、「どんな話題にもついてくるサキちゃん」として年上に可愛がられている。横井庄一の物まねをしたときは、本当に二十代かと疑われた。そういう扱いをされるのが好きなので、居心地はいい。
 そして、最近女友達との縁をすっぱり切った。同窓会も、結婚式の二次会も、これで行かなくていい。女性の友人づきあいは、結婚、出産といったライフステージのズレによって疎遠になるのは一般的だ。契約社員で実家暮らし、結婚や出産なんて夢物語の人間が、二人目がどうとか家のローンを組んだとかいう話を聞きたくないのは当然だ。もちろん、どんなに生き方が違っていっても崩れない友情関係というものはあるだろう。しかし、あたしには、そんなものがなかった。あたしの女友達らは、非正規雇用の男と付き合えば頭ごなしに批判し、二十代で出産しないと女としておしまいだとまで言うような方々であった。しんどかったのだ。
 一応、同年代との付き合いは無くはない。男ばかりというのが、どうにも締まらない点であるが、今でもあたしのことを気にかけてくれている人たちである。一人は、就職して田舎に帰ったので、多分もう会うことはない。たまに電話をかけてくるが、受話器からはカエルの鳴き声が聞こえる。もう一人は、大阪にいるのだが、秋から東京へ行くとメールがあった。そしてもう一人は、神経衰弱まっしぐらである。先月、連絡を取ってみたが、一向に良くなる気配はなかった。八月中に飲みに誘う、と言われたが、おそらくそれは守られない。
 ギリギリ二十代の恋人とは、毎晩電話をしているので、その意味では同世代との会話をきちんとしている。しかし、その内容は、ほとんどアニメやゲームの話なので、あたしの感性が磨かれることはない。こうして、時代に取り残されていくのである。