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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 職場の飲み会があった。課の中の、十人くらいの班での納涼会という名目だ。今年度異動してきた三十代の上司は、お姉さま方からの評判が悪い。なので彼女らは、家庭もちという理由(建前)もあり欠席した。そうすると、残ったのは、件の上司と五十歳オーバーのオジサマ、唯一二十代のあたしだけである。上司がやたら上機嫌であったが、テーブルが離れていたので彼の話は聞いていない。あたしは肉を焼くこととキャベツをかじることで必死だった。
 酒の席で、ぼうっと彼らの様子を見ていると、こんなのでも正社員になって家を買えたんだなあと妙な気分になる。酔ってしまえばただのオッサンであり、性根も悪い。だいたい、仕事のときも、そんなにできる人だとは思わない。あたしがいる課が、管理職の練習であったり、どこの部署でも使えなかった社員が行き着く吹き溜まりであったりするせいもある。不幸にも、あたしは仕事が良くできる社会人の姿を間近で見たことが無いのだ。だからこそ、憤慨することもあるし、妬むこともある。非正規雇用の恋人のことを思い、何で彼が就職できなくてこいつらが高い金貰ってるんだ、などと思うこともある。オジサンたちも裏では大変なんだよ、なんて言われても、あたしは心の底からそう思えない。面倒そうな仕事をさりげなくあたしに押し付けて、のうのうとしている人たちとしか思えない。
 早々に解散したので、一人でもう少し飲んでから帰ろうかとも思った。金曜日の繁華街。キャバクラか何かの同伴だろう、花火大会もないのに、浴衣姿の派手なお姉さんが通り過ぎていった。路上ライブもうるさいし、最近の三宮は規制がゆるくなったと感じた。そうしたら、冷めた。まっすぐ駅へと向かい、風呂に入り、サクに電話した。彼と話す時間を多く設けてよかった、と思った。