sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 盆は母の実家へ行く予定だったが、人数が増えると車に乗れないとの理由で、あたしは置いてけぼりになった。家にいるのも暇なので、サクに連絡すると昼間は空いているとのこと。彼の地元(市内だが一時間かかる)へふらりと遊びに行くことにした。
 別に、彼のご両親にご挨拶へ行くわけではない。Tシャツにマキシ丈のスカートという適当な恰好で家を出た。昼下がりの電車は不気味なくらい空いていて、あたしは外国人労働者に関する本をぼうっと読んでいた。いつものことだが、あたしは待ち合わせ時間よりだいぶ早く着いてしまった。サクが来るまで駅の周りをふらふら、供え物を買い求める人々の間を縫い、日曜日らしい賑わいに目を細めていた。
 あたしたちはラーメンを食べて、本屋や雑貨屋をうろついた。シリコン製の泡立て器を見つけて、これならボウルが傷つかないし便利だなぁと思ったのだが、最近菓子作りをすることがないので買わなかった。使われない調理器具がどれだけ哀れかを、あたしは母のせいでよく知っている。他にも心引かれるものはあったが、財布を出すまでには至らなかった。
 ドトールで、旅行の話をした。付き合って一年の記念に、どこかへ行こうということで。あたしの希望は、山奥の温泉でだらだらすること。時期的に、長野なら紅葉が見れそうだということで、旅行会社へ行きパンフレットをもらった。惹かれるお宿はどこも高くて、あたしらじゃあとても無理だね、と笑った。