sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 結婚のことを真剣に考えるようになった辺り、あたしもずいぶん丸くなったなぁと思う。十代のときは、成人にならずに死んでやるつもりでいたし、二十歳をこえても、最期は一人がいいと決めていた。しかし今は、恋人と生涯に渡り生計を共にしたい(こんな文章、昔の自分が読んだら腹抱えて笑うだろう)。結局のところ、あたしも普通の女の子になることができたのである。けれど、元がこんな風なので、ひねくれた部分も残っている。結婚式のことである。派手になんかやりたくなくて、キャンドルサービスもファーストバイトもごめんだ。信頼のおける女友達はいないから、スピーチなんてもってのほか。母への手紙なんか、書いたとしても読み上げたくない。そもそも、結婚式は公開処刑と一緒である。なるべくならやりたくない。そして、一番抵抗があるのが、教会で神に誓いの言葉を述べるアレだ。あたし絶対に嫌。バレンタインもクリスマスも、イベントとして楽しんでいるが、信じていない神に誓うなんてとても後ろめたい。それは余りに宗教的すぎる。あたしが無条件に平伏すのは自然科学と法律で、それらがある意味あたしの宗教だ。なので、婚姻届が受理されれば、それで充分だと思っている。日本の法律に認められたのだから。サクはこの考えを聞いて、大いに納得してくれた。可愛らしさもへったくれもない意見だが、ものぐさな男性代表としてはありがたいと。彼もアーメンと言うのが嫌らしい。こんな二人だから、親戚受けが悪いことこの上ないだろうが、やりたくないものは仕方ない。いくら夢がないだの変わっているだの言われても、このこだわりは捨てない。それに、サクの弟くんはちゃんとした結婚式をしたそうだから、それで別にいいと思う。お姑さんは向こうの嫁を可愛がっておくれ。