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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 半日ほど、訪れるかさっぱりわからない未来のことについて、気に病んでいた。勝手に想像して勝手に落ち込んで、夕食もろくにとらないんだから始末が悪い。あたしにはよくあること。今回は、結婚相手の親に、心療内科通院歴をどう説明しようか悩んでいた。いや、結婚どころか就職も決まってないんですけどね。それに、通院歴といっても大したものではない。パニック障害と不眠、過食嘔吐に自傷行為が少々なんだが、学業に支障が出た程度で、入院もしていない。ただ、身内にそういう人が全くいないと、受け入れてもらえるのは難しいんじゃないか。あたしに親の気持ちはわからないけれど、そりゃあ健康な嫁さんの方がいいだろう。後で発覚してゴチャゴチャするのも嫌だし、初めの挨拶の時に全部言わないといけないよね……等々。
「私、心療内科に通っていたことがあります。現在は症状が落ち着いていますが、完治することはないでしょう。また症状が出るかもしれません。このことが理由で、結婚のお許しが頂けないのなら、私は息子さんと別れます」
セリフはこんな感じで良いだろうか。あ、でもこのことを言うって、旦那になる人に納得してもらわなきゃいけないだろうし。隠しておけと諭されるかもしれないな。そのときどうしよう。心配は尽きない。
 サクには、付き合う前に一通り話した。リスク回避ってやつだ。あたし、こんな条件の女だけど付き合えますかって。過去に「普通の女の子がよかった」と振られたことが、女々しくも尾をひいているので、ある程度は耐性がある人でないとあたしも嫌なのだ。彼はこういう女の子と渡り合った経験はないものの、とてもよく対応してくれている。相談事をされやすく、他人の行動原理を探るのが好きな人なので、あたしが暴走しても割と落ち着いている。なぜそういう風になった?きっかけは何だった?とあたしに考えさせ、原因になった地点まで立ち戻らせる。この手法はあたしによく効く。心理学などを勉強したことはないらしく、自然とそういうことができるのは凄いと思う。あたしのことを心底思いやってくれているのだと感謝している。
 今回、気に病んだ原因は何だろう?自力で引き返してみると、なんとも情けない理由にぶち当たった。原因、サクの弟君の嫁さんが可愛かった。なんじゃそら(笑)。そこから、サクの両親に挨拶に行くことになったらという妄想が始まったらしい。弟君の嫁さんは、あたしと全く違うタイプだと聞いている。おっとりしていて、女の子らしい。弟君とは6年の交際を経て結婚。お酒はまるで飲めないが、サクの家が全員弱いので、むしろ気に入られているらしい。あたしはサバサバと男らしく、異性関係がだらしなく、酒癖も悪い。これじゃあまず気に入られない。それに、心療内科のことが加わったら、弟はまともな子を連れてきたのにと言われかねない。サクの評価も下がってしまう。もちろん、どんな子だろうが気にされない方かもしれないし、症状に理解がある方かもしれない。けどまあ、一般的に見たら、あたしは不良品だよねと思ってしまうのである。これって単に、弟君の嫁さんに対する嫉妬ではないか。ああ、醜い。そして、そんな考えのままサクと電話をしたもんで、君にはあたしなんて勿体ないと言ってしまった。えへへ、またやっちゃったぜ!