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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 携帯を与えられたのが、周りより少し早かった。なもんで、友達とメールすることができず、中学生のあたしは便利な機械を持て余した。少しして、メル友募集サイトなるものを知り、隣の市に住んでいるという人とメールをした。出会い系サイトを利用したのは、これが最初で最後だった。当時は、同世代の女の子とメールできたらいいなぁと思っていたので、男の子とメールをする羽目になったことにがっかりした。それでも携帯を使えることが嬉しくて、彼としばらくやりとりをした。カメラ機能がつく前の話なので、当然お互いの顔は知らない。そしてある日突然付き合ってくれと言われた。一応、あたしが受けた人生初めての告白。なんでやねんと思った記憶はあるが、なぜかあたしは承諾したらしい。観覧車でファーストキスをしようなどと盛り上がっていた。それからすぐに、いやおかしいだろうとあたしはメールを無視、何通も泣き言を言われたけれど、メールアドレスを変更する方法を知ってスッキリ終わらせた。電話番号を交換していなかったのが救いだった。今考えると、メール相手は業者やおっさんではなく、本当に中学生の男の子だったんだろう。じゃないとあんなに未練がましくないはずだ。もし実際に会っていたらどうなっていたんだろう、彼は今どうしているんだろう。恐らく本名だったであろう名前も忘れてしまったし、向こうも忘れているだろうし、知る由はない。既に知り合っている誰かだったら面白いだろうなって。