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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 物凄く当たり前のことに気づいた!
 去年までのあたしの目標は、「両親が与えてくれたものと同程度の生活水準を自分で作り出す」ことだった。それが叶いそうもないことに気づき、落胆したのだが、よく考えるとそんなものできなくて当然である。親世代と同じ生活なんて、できるはずないじゃないか。その時代によって生活は変わるのだから。実際、あたしの尊属女性たちは、下記のような生活を送っていたようである。

・曾祖母
明治生まれ。若くして夫と死別。二人の女の子を抱え、働きながら貧乏暮し。戦争が勃発し、さらに貧しくなる。地主に女所帯は出ていけと言われたため、長女(あたしの大伯母)を無理やり結婚させる。六十代のとき食道がんで他界。

・祖母
昭和初期生まれ。次女。職業婦人となり、結婚後もバリバリ働く。夫は工場労働者。酒・女・博打とよくある三点セットの問題を起こされるが、気が強いのでめげなかった。40代のときに持ち家を購入。現在は、共働きのお陰で得た多めの年金で暮らしている。趣味は韓国ドラマ。

・母
昭和30年代後半生まれ。両親が家に居ないので、幼少期は寂しかった。短大卒業、就職、公務員と結婚して専業主婦に。20代後半のときに持ち家を購入。夫は鬱病になったり中途退職したりするけど、老後は不自由なく暮らせそう。一人娘を奨学金なしで大学まで進学させる。かなりの多趣味でネットにも強い。

それぞれの青春時代は、戦前→戦後復興期→高度成長期だったというわけだ。バブル崩壊後に物心をつき、失われた十年(この言い方何とかならないのか)に青春時代を送り、ゆとり世代と呼ばれているあたしとは生活が違っていて当たり前。これに気づいてあたしはホッとした。ああ、別に今の感じでもいいやって。
 こう書いてみると、それに今さら気づいたの?と突っ込まれそうだけれど、まだ気づいていない人って多いと思う。あたしの同年代のほとんどが、と言ってもいい。周りには、正社員になれなくて自分の価値を見失っている人や、正社員でも家庭を持てる見込みがなくて落ち込んでいる人が、わんさかいる。皆が口を揃えて言うのは「学生を卒業したら働いていると思っていた」「就職したら結婚できると思っていた」ということで、それは自分の親を目標にしてしまっているから出る言葉だと思う。ゆとり世代は、個性が大事やら、総合的でグローバルな観点を持てやら、素晴らしい教育をされてきたが、目指すところは結局「自分の親」。うむ、なぜこうなってしまったのやら。とりあえず今日はここまで。