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双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

 彼の言う純愛って何だろう?自らを純愛主義者と称すくらいだから、何かしら特別な意味合いを込めてその言葉を使っているのだろうと思う。あたしはその言葉にむず痒さを感じ、敬遠している。だから、初めて彼がそれを言ったとき、どうしても笑いを抑えられなかった。いい歳して何言ってんの、と。
 恋人はあたしによくしてくれている。誰に言っても理想的な関係だと羨まれるし、自分でもそう思う。互いの性格を熟考してから付き合い、初期に対話を重ねて確認を取ったことで、つまらない行き違いは全く起こらない。けれど、嫌になったのは彼に依存の傾向が見られるようになったことで、あたしはそうされるのが真っ平ごめんだと思った。あたしが居なくなってもきちんと食事を採り、働いて駄賃を得る気構えがある人でないと嫌だ。なのに、あたしがUFOに連れ去られたらどうするのという問いに、ベッドで一人寂しく死んでいくと言われてしまった。大体、異星人からあたしを取り返す気はないのか。この例えはいくぶん幼稚なものではあったけれど、何を言いたかったのかというと、あたしが他の男を選んだら君はどうするの、ということだ。今回は、純愛主義者くんを選ばない。社会的なスペックの低さ故に。けれども、それは逆転する可能性がある。あたしは依存されること以上に、お金に困ることに耐えられないから、それさえクリアすれば恋人は劣勢に立つ。あたしが安定した職に就くことでも、状況は変わるかもしれない。このことを伝えてしまえば、恋人はもっと必死になるだろうか。そこまで考えたところで、自分の意地汚さが少しだけ嫌になった。そろそろ、バチが当たればいい。