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sakiblog

双極性障害Ⅱ型。只今リハビリ出勤中。まずはカテゴリから「双極性障害と診断されるまで」を読まれることをおすすめします。

互いに好き勝手している間柄だから、嫉妬するのもおかしな話で、例えそう思ったとしても剥き出しにすることは少ない。ほんのたまに、それを口にされると、多少なりとも嬉しいものである。あたしは誰の物でもないし、彼だってそうだ。けれど、この手に抱いて…

症状が落ち着いているときは、字がキレイに書ける。逆に、字が荒れてきたときは危ない。そんな風に前兆を予測できるようになってきた。 調子のいい日々が続くと、自分が双極性障害だということを忘れてしまう。朝夕の薬も飲むことにすっかり慣れ、すっかり日…

祖母が腎不全になり、母が乳ガンになり、身近な人たちの死を近くに感じるようになって、あたしは子供が欲しいと強く思うようになった。親たちがしてきたように、命を繋ぎたいと考えるようになったのだ。今までは、子供なんてどっちでもいいや、と言っていた…

明日は心療内科と普通の内科をハシゴするつもり、と言うと、二郎の後に普通ラーメンを食べるようなものか、と返された。上手い比喩だと思った。 会社の人間の内、双極性障害という病名をきちんと話しているのは、上司を除いては数人だけ。内科をラーメンで例…

孤独が埋まらない。いくら誰かと一緒に居たって、結局本当に居てほしいのは一人だけ。 世界をもっと狭めたい、と思う。新しい人たちと出会わなくて済むように。新しい価値観に戸惑わなくて済むように。閉じた世界で生きていきたい。

仕事がきつい。 病気と診断されてから、今まで通りにはもう過ごせないと頭では分かっているのだが、いざ失態を繰り返すと自信がポキポキ折れてしまう。人並みのことすら、かなり努力しないとできない。そう、生活するだけでも精一杯だ。 こんな人間早く死ん…

年下のくせに、カラオケに行ったら昭和の歌ばかり歌えるので面食らった。何でも子供の頃にスナックへ連れられていたらしく、60代受けする曲はあらかた歌えるとのこと。しかも上手い。 まあ、年下といっても先輩なので、あたしは基本的に敬語である。手を握ら…

特定多数の人間と身体の関係を持っているのだが、その中でもカツヤはあたしと同じで、「誰かを抱いていないと死んでしまう」人種である。 そういうのが社会通念上許されるかどうかは別として、実際にそうなのだから仕方ない。 結局、彼も病んでいるのだろう…

あたしは二ヶ月間休職していた。 H先生としては、もう少し休ませるべきだと考えていたらしい。 それでも復職したのは、夫が失業しており、お金がヤバかったからである。 妻、休職中。夫、求職中。 中々笑えない状態にあったわけだ(現在夫は就職した)。休職中…

本来、通院は10日に一回のペースなのだが、諸事情により次回のH先生の日は一ヶ月後になった。そうすると、出される薬が大量になるわけで、H先生からは、淡々とした口調で注意を受けた。 「あなたに出してるの、危険な薬ですからねー。OD(オーバードーズ)、し…

本日はH先生の日である。 あたしは運が良いのか、一発目で自分に合う医師と出会うことができた。まあ、本当に運のいい人は精神科の世話にならないだろうが。ともかくH先生のことは気に入っている。 但し、待ち時間は長い。予約した時間から一時間経ってよう…

大学の時は、付き合ってもいないのに、こうして二時間電話することがよくあったな、と彼は言った。 ナガとはかれこれ12年の付き合いになる。互いの性格も女性もしくは男性遍歴も熟知しており、社会人になってから連絡する回数こそ減ったものの、未だに交友は…

一日が過ぎるのがとんでもなく遅い。常に自分は会社にとって不要な人間だと思っているし、居心地の悪さを感じるし、あたしなんて役立たずだと考えている。 どうやら被害妄想が激しいらしい。 まあ、自分でそう思えてブログにも書けるくらい、冷静ではある。…

遠くの親戚より近くの他人、だったっけか、ことわざがあるけれど、結局気がおけないのは違う支店の同期なわけで、最終的に頼りにするのはそちらの方だ。 20時半になるけど、とラインを送る。もう一本後の電車になるから、駅前の酒屋が開いているかどうか見て…

主賓席の隣に座る。お酌とお喋りで序盤こそは大変な位置だが、一度動き出してしまえば楽々、調子良く他の席に移る主賓(つまり、まあ、一番偉い上司ね)を送り出し、自分のコップの中身をを黙々と減らす。タバコが吸いたいと思いつつも我慢、上手いこと一人抜…

仕事で大きなミスをして、久しぶりにうつ状態になった。躁転できたら楽なのにな、けどその後のうつが一層酷いもんな、等々と考えられるだけまだマシな部類ではあったが。そうして、台所でゴミ袋をかぶって倒れていたら、夫に病院へ連行されそうになった。今…

双極性障害だが一応フルタイムで働いている。 そうできたのは、大企業に就職していたおかげだと言える。何しろ、他にも精神疾患者がうじゃうじゃしていて、「死んでないから大丈夫」だと思われているからだ。 こんな会社を、いや社会を、おかしいとは思う。…

結婚前のことをぼおっと思い出すことがあるのだけれど、現在の夫と付き合う前、他に彼氏がいたときの話。 その日は朝まで飲みたい気分で、半分冗談で既婚子持ちの男を誘ったら、本当に来てくれたことがあった。彼の結婚生活はとうに冷えきっていて、子供を取…

五年ほど前に他界した叔父がいる。癌になり、壮絶な闘病生活の末に亡くなった。姪のあたしにはいつも優しく、朗らかでおおらかな叔父だった。双極性障害という診断がされる前から、「叔父ならあたしの気持ちを解ってくれるのに」と思うことが度々あった。 そ…

数年ぶりに精神科の世話になった。否、これからもなり続ける。ほぼ一生、通院が確定したからだ。中学生の頃から生き辛さを感じていて、大学生になって初めて精神科の扉を叩いた。 そこの先生はハッキリとした病名をつけない方だったので、パニック発作、自傷…

後輩のヒガシくんとは部署が一緒だが、業務中や忘年会中にはそんなに私的な話をできるわけでもなし、立ち入ったことを聞くには二人で飲みに行くしかない。彼が探してくれたフレンチが美味しいお店でワインをぐびぐび。多少酔いが回ったところでようやくプラ…

あたしがアラサーになったということは、同期たちもそうなったというわけで、久しぶりに会ったカツヤは前髪がいくぶん後退していた。童顔なのでパッと見は気付かないのだが、隣でラーメンをすすっているとさすがに判る。思わず額に手をあてた。多少怒られた…

あれだけ出世意欲に燃えていた同期がしばらく後に会ってみれば進退について考えていて、あたしは少し寂しくなった。彼の置かれている環境、この職場の体質を勘案すれば、仕方がないと言ってしまえるのだけれど。あの当時、真剣にケンカして罵り合ったことが…

早くも潮時かな、と思ったのは、家庭環境の話をされたとき。大体、その歳でその職に居るんだ、温室育ちでないことくらい把握しているさ。そういう弱みを見せられると、途端に冷める。そろそろ良いかな、ああ、でも都合がいいから、手離すのは惜しいかな、な…

唇がヒリヒリする。その日は特に用事も無かったので、終業後にきたラインに喜んで返信した。柳くんには前回奢った実績がある。電車代だけ確保できれば、今夜は悠々と遊べる。実際、寿司をご馳走になった。 柳くんの子供はまだ一歳になっていないが、五歩くら…

求められたことの八割はできる自信がある。つまり、期待以上のことはできないし、やるつもりはない。どうせ仕事なんだ、そんな感じでいいだろう。お給料だって別に変わらないしさ。 自動的に仮面を被れる性格は、損なことも多いけれど、割と有利に働く。面白…

仕事でえらくヘマをしたのに、あたしのことを叱ってくれる人はいない。 いや、いるのだけれど。それが他部署の人間で、一度やったことがある相手なのだけれど。 それがひどくひどく虚しいわけで。 どうしよう、涙すら出ない。 強引に物事を進めることは慣れ…

汚れの女性キャラ、というのがあたしの立ち位置である。下ネタでも何でも振るがいい、きちんと料理してやるからさ。 このメンバーはバランスがいい。あたしの他に、もう一人女性がいるのだけれど、彼女は大和撫子な真面目キャラ。もちろん、それはこの集まり…

近ごろお誘い頂くことも少なくて、せっかく声をかけてもらっても都合がつかないこともある。そういうのを三度繰り返してようやく日取りを決めたのだが、あろうことにその約束をあたしはすっかり忘れていた。たまたま相手が残業だったから事なきを得たけれど…

ホームの自販機にホットコーヒーが並んでいた。ようやくそういう季節になったらしい。小銭の持ち合わせがあったため、130円のそれを買うことができた。酒を飲んだ後の缶コーヒーは実にいいものだ。 二件目では柄にもなくオリジナルカクテルとやらを注文して…

一人になれる時間が随分と減ったので、ブログを書こうと思うことも少なくなった。元々、あたしがネットに溢す文章なんて暇潰しの塊なんだから、そこに良いも悪いもないのだけれど。 引っ越した先は駅から近く、コンビニも居酒屋もそこら中にある。実家にいた…

趣味は酒と言い切れる程度にはたしなんでいる。なので、土地勘のない場所でも飲める場所を即座に探せるくらいの力量はある。今日も先輩と後輩を引き連れてカウンターへ。御代はそこまで出さなくていいと分かっているので、ついつい皆さまよりも多く飲んでし…

あたしも入社後それなりに月日が経ったので、後輩が存在する。直接仕事を教えることはないのだが、端から見ていて危なっかしいなとか、その言い方は不味いんじゃないのかな、とは日頃思っている。上司曰く、後輩くんはポンコツらしい。あたしもそれに否定で…

嫌だとか疲れたとか文句を言いながらも、結局は周りの人に恵まれているわけで、バカ笑いしながら本音を叫べる場所が確かにそこにある。ああ、社会人って案外悪くないんだな、と思う瞬間。みんなどうせ、仕事なんて下らなくて退屈で、どうしようもないものだ…

ここでアニメの感想を書くことはあまりしないのだけれど、あたしはけっこう色々と観ている。今期はアンドロイド(ヒューマノイド)の作品があったので、原作未読状態で一話を視聴。 作中に出てきたギフティアは、「感情があるし食事も排泄もするしほぼ人間と同…

ほんの隙間を縫っていくらでも嘘を吐けるものだから、あたしはすっかり慢心していて、綻びを見逃したまま眠りにつく。それが数日後、数年後、大きな亀裂になったとしても。この一時間を生きる、そのまま思うままに。 各テーブルの空き瓶に気を配り、嫌みのな…

その店に行くのは数ヶ月振りで、前のマスターにお別れを言ったときだった。新しいマスターは女性で、ソムリエの資格を持っている。加えて、よく喋るとても社交的な方だ。あたしは数分で彼女のことを気に入った。店構えは変わらないが、品揃えは随分と一新さ…

姓が変わって数ヶ月が経った。免許証やパスポート等の手続きは終わり、たまにカードや何かが旧姓のままになっているのを見つけ、慌てて変えたり面倒で放置していたりする。新しい名字で呼ばれることには慣れたのだが、煩わしさにはうんざりする。 職場では戸…

酔っぱらって誰かに電話するのはあたしの悪い癖なのだが、実際に発信ボタンを押すときは、大抵一緒にいる奴にけしかけられるのである。着信だけ残して後で謝ることも多いのだが、その日は電話相手も暇だったのかどうなのか、えらく長話をした。まあ、知り合…

たった一瞬のそれだけで、全てが満たされるから、あたしは数時間だろうが数日間だろうがそれらを消費する。お酒もタバコも美味しいから。そう、それだけでいい。 スプモーニを好きになったのはいつの頃だろう?浴びるように飲めないアルコールを摂取し、辿り…

愚痴を言えるバーを作っておくことは、後の精神衛生を保つためのツールに繋がる。その日もあたしは肩透かしをされて、マスターに散々暴言を吐いた。ここに通っておいて良かったと心底思う瞬間。 ロン・サカパーのXOを飲んだ。普段よりも相当いい品である。そ…

自他共に認めるメンヘラクソビッチのあたしだが、気の合う女性といえばやはり似たような種族になるわけで、メンヘラじゃないけどクソビッチの女の子と飲みに行った。あたしの話をうるさいとか興味ないとか言ってバッサリ切ってくれる素敵な子。こういう素直…

外回りの仕事になって、やることが増えたが、自由なことも増えた。少しくらいなら、ATMに寄ることもできるし、軽い日用品も買えるし、何より外食ができる。節約の名のもとに、基本的には弁当持参だが、たまには自分が作ったもの以外が食べたいのである。 平…

年度末。昨年のこの時期に、あたしが担当していたのと同じ仕事を、後輩のヒガシくんが受け持つことになった。 あたしは当初、ヒガシくんに目をかけていたものの、現在の上司からの評価は「新人の中で一番のポンコツ」であることが発覚。教えた側から知識が流…

復興住宅に一人で住む親戚の家に行ってきた。 親等でいうと遠縁になる人物なのだが、あたしは幼い頃からよく世話になっていた。痴呆が進んでいるとのことで、具合が悪いときは実の息子ですら誰だかわからなくなるということだったが、その日は良かったらしく…

背景や経緯がどうあれ、子供が産まれるのは良いことだ、とあたしは思っている。例えその父親が飲んだくれで、他の女にホイホイ持ち帰られる男だとしても。 その日に産まれたのなら山羊座だね、とスマートフォンを見ながら言った。その性格は沈着冷静、現実的…

終電が0時まであるところに引っ越したから、22時半に誘われても家を出られるのだけれど、外が寒いという理由で断った。そして、今回はやけにしつこかったので、なんとなく電話をしてみた。ラインのやりとりは頻繁にするのだが、電話というのは恐らく一年ぶり…

夫は日本の季節料理というのをほとんど食べたことがなく、うちの実家であれこれ出されたものをおっかなびっくり口にしていた。あたしは日本酒をぐびぐび呑みながら、今年の煮しめは味が濃いと思っていたのだが、後で聞くと夫の好みに合わせたのだという。そ…

一つ下の後輩は、入社時に多少面倒を見ただけで、現在の仕事ぶりを把握する機会はほとんどなかった。そして、今日ふとしたきっかけで成長ぶりを目にすることができたので、ストレートに褒めてみた。その後、 「あの対応、凄く良かったけど、自分で判断したの…

同期が一人、退職することになった。 彼は元より、うちの職場を二年で辞めるつもりでいたらしい。無事に次の就職先を見つけ、満を持して実行、というわけだ。 うちは昔気質の大企業なので、円満に、とはいかなかったらしい。部屋に呼び出されて取り囲まれて…